坂の上の雲


言語道断(ごんごどうだん)

もと仏教語で、仏教の奥深い真理はことばでは言い表せないの意から転じて、あまりひどくて、ことばに出ないほどあきれるさま。とんでもないこと。もってのほか。

「北京政府の軍兵十五万というも、実数は十二、三万である。その不規律は言語道断で、たとえばわが公使館の料理人もこの兵卒であるが、かれは演習には代人を出してごまかしており、実際に兵卒らしい者は二万の数にも満たない。ただ李鴻章の直轄にはさすがにみるべき軍隊があるが、これも不規律でおそるるに足らない」

『坂の上の雲』(日清戦争「小村寿太郎の清国観察」)より

投稿者 kaizer : 2007年02月11日 13:43