坂の上の雲


武士の情け

真の武士は強いばかりでなく思いやりの心を持っているものである。

五隻の敵艦に、砲弾が命中するたびに爆煙があがっている。
真之がその癖のある両眼を裂くようにして東郷をどなったのはこのときであった。
「長官、武士の情けであります。発砲をやめてください」

『坂の上の雲』(ネボガトフ)より

投稿者 kaizer : 2007年02月11日 06:26