坂の上の雲


舷々相摩す(げんげんあいます)

「舷」は、ふなばたの意。船のへりとへりがたがいにすれ合う。
敵味方の船が接近して激しく戦うさま。

ついに東郷艦隊は彼我五千メートル以内に踏み込んだ。この肉薄の状況は、真之がかって造語した「舷々相摩す」という形容にやや近づきつつあった。五千メートル以内に入ると、東郷艦隊から発射される砲弾の命中率が飛躍的によくなった。

『坂の上の雲』(運命の海)より

投稿者 kaizer : 2007年02月11日 16:23