乱臣賊子(らんしんぞくし)
「乱臣」は、国を乱す臣。「賊子」は、親を傷つけ害する親不孝の子。
国を乱す臣下や親を殺したり傷つけたりするような子のこと。
人間の道にそむく悪人のこと。
「公立小学校というものはそういうものではありません。それとも長州がそのように決めたのですか」
と、思いきって言ってやった。好古は一種の徳人で、こういう皮肉たらしい言いかたをしない男だったが、このあたりが若かった。
さらにいった。
「長州が政府を私物視し、校長が公立学校を私物視することになれば、日本はどういうぐあいに相成りましょう」
「君は」
校長は、右手の扇子を大きくふりあげておのれの左掌をはげしく撃った。
「乱臣賊子だ」『坂の上の雲』(春や昔)より
投稿者 kaizer : 2007年02月10日 21:34


